いくとぴあ食花ブログ

劇で楽しむおはなしの世界

2015年1月30日

1月28日(水)、こども創造センターの「光と音のホール」では、長岡こども・医療・介護専門学校3年生による【劇で楽しむおはなしの世界】を開催しました!将来、保育士を目指す学生さんたちが大道具・小道具・衣装をすべて制作し、午前11時からは「おおきなかぶ」、午後1時からは「桃太郎」を、明るく楽しく一生懸命に演じました。

 

まずは、「おおきなかぶ」の演劇の様子のご紹介です。平日の午前中にも関わらず、40人以上の方たちが見に来てくれました。

 

おおきなかぶが抜けなくて困ったおじいさんはおばあさんを呼び、二人で一生懸命引っ張りますが、ビクともしません。(スタッフとしては、ここに登場する大道具のおおきなかぶのクオリティには目を見張りました。ボリューム感が素晴らしいです!)

 

演劇おおきなかぶ01 演劇おおきなかぶ02

 

 

おじいさんおばあさんの孫のおねえさん、いぬさん、ねこさん、ねずみさんを次々と呼んでみんなで引っ張りますが、やっぱり抜けません。困ったおじいさんたちが、「これから動物さんたちが会場のみんなの所にいくので、お手伝いしてくれるかな?」と呼びかけると、自ら手を上げてステージ側に行く子どもたちの姿が! 照れてなかなか前に行けない子たちの姿もとっても可愛らしいです♪

 

演劇おおきなかぶ03 演劇おおきなかぶ04

 

 

「ステージに出ていないお友だちも、一緒に応援して下さいね」と声をかけ、みんなで力を合わせてかぶを引っ張ります。会場の子どもたちや保護者の方々がその様子を見守る中、ついにおおきなかぶが抜けました~!!

 

参加してくれた子どもたちを保護者の方のところまでお見送りしたあとは、おばあさんがおおきなかぶを使ってスープを作りました。お料理の様子は親子で手遊びをしながら、スープができたら、お椀の形を手でつくってもらいます。

 

演劇おおきなかぶ05 演劇おおきなかぶ06

 

 

これで、「おおきなかぶ」のお話はおしまいです。自分ひとりだけでは出来ないような難しいことも、みんなで力を合わせれば成し遂げられることが、子どもたちに伝わっていたら良いなと思います!

 

 

 

お次は、「桃太郎」のお話です。午後は、50人を超える多くの皆さんに劇を見ていただけました!なんと、午前と午後の両方の劇を見に来てくれた男の子もいたんですよ。

 

おばあさんが川で洗濯をしていると、どんぶらこ~どんぶらこと桃が流れてきました。(大道具の”川”の表現がシンプルながらもとっても素敵。)桃から生まれてきたのが可愛い女の子で、ちょっとビックリしました!赤ちゃんを表しているから女の子なのですね、きっと。

 

演劇ももたろう01 演劇ももたろう02

 

 

ここで、こわ~い鬼たちが登場!赤鬼さんのあまりの迫力に、泣いてしまう子がいました。背が高く、低い声で金棒を振り回している様子がとっても怖かったのですね……。大きく成長した桃太郎が鬼退治のために登場してすぐ、泣いてしまった子に声を掛けにいったのがとても良かったです。「大丈夫だよ、泣かないで」と優しく声を掛けると、泣いていた子も安心していたようでした。

 

演劇ももたろう03 演劇ももたろう04

 

 

イヌ、サル、キジ、そしてオリジナルキャラクターのネコを引き連れて、鬼ヶ島へ到着!桃太郎と赤鬼とのラストバトルでは、観客席から「ガンバレ~」「桃太郎、負けるな~」という応援の声が聞こえてきます!

 

演劇ももたろう05 演劇ももたろう06

 

 

見事に鬼を退治し、もう悪さをしないと誓った鬼たちを許しても良いか観客席に問う桃太郎一行。「もう悪いことしないって言うから、許してもいいと思う?」と聞くと、子どもたちは「いいよ!」と言ってくれました。そんな観客席のみなさんに、鬼たちは「みんなありがとう~」と大喜び。みんなで仲良く暮らしましたとのナレーションとともに、ここで劇はおしまいです。

 

演劇ももたろう07 演劇ももたろう08

 

 

劇が終わって、観客のみなさんにお見送りの挨拶をしていると、子どもたちが前に出てきて、桃太郎一行と手を合わせたり、許したはずの鬼たちにパンチしたり(笑)。自然と交流が生まれていて、とっても素敵なワンシーンでした。

 

 

演劇終了後、学生のみなさんが達成感で喜び合ったり、涙したりしていて、様子を見ていた私も感動してしまいました。立派な保育士を目指して、ますます頑張ってくださいね!こども創造センタースタッフ一同、応援しています。

 

演劇を見に来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。


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