いくとぴあ食花ブログ

「光で描こう!日光写真」を開催しました!

2015年9月9日

8月27日(土)、こども創造センターでは、写真家の西村陽一郎さんを講師としてお招きし、「光で描こう!日光写真」というワークショップを開催しました。

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「日光写真」とはどんなものか、みなさんご存知でしょうか。
光が当たると色が変わる「感光紙」の上にモチーフを置き、太陽の光を当てて物の像を紙に焼き付けるという、古典的な写真の印画方法です。「青焼き」や「青写真」という名前でご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

言葉で説明するとなかなか難しいので、早速ワークショップの様子をご紹介します。

まずは「感光液」という調合された液体を画用紙に塗って、「感光紙」を手作りします。

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出来上がる作品は青なのに、感光液は黄色…。不思議な科学実験をしている気分です。

紙の上に自分で選んだモチーフを配置していきます。

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何にしようかな?どんなふうに置こうかな?

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配置が決まったら、光に当たらないように上から新聞紙をかぶせて、太陽の下へ。

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太陽の光に当てると…。
黄色かった紙がだんだんグレーに変わってきました。色の変化を見つめているみんなの目!真剣です。

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光にどれくらい当てるかで、仕上がりの色が決まります。お天気によっても、出来上がりが違うそうです。

ちょうど良いところで光に当てるのを終わりにして、作品を水洗いします。そして漂白剤入りの水に浸して、また水洗いして…。

すると、きれいな青色に!

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モチーフの本来の色が消え、青から白のグラデーションの像が浮かびあがります。
物を置いていたところは光が当たっていないので白くなり、半透明の部分や立体的な部分はうっすらと青く色づいています。

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「海の生き物だよ!」と、見せて教えてくれました。
何を使ったか、分かるでしょうか?

作品は全部で2枚制作しました。
「こうするとどうなるかな」「どうしてこうなるのかな?」「もっとこうしたい!」と、生き生きとした声がたくさん聞こえてきました。
「外から砂を持って来てもいい?」「葉っぱを乗せてみよう!」

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1枚目ができるとその経験を活かして、子ども達が自分でどんどん制作を進めて行きます。

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「今、晴れてきていい光ですよ」保護者の方も、そんな言葉を掛けてくださいます。

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そうして、1枚の中に様々な世界が生まれました。

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このようなプロのアーティストをお招きしたワークショップは、新潟市中央区にある画廊、「新潟絵屋」と連携して開催しています。
次回は12月を予定しています。お楽しみに!

 

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