いくとぴあ食花ブログ

水と土の芸術祭こどもプロジェクト「生き返る命の輝きをアートする」1日目!

2015年8月28日

8月22日(土)、23日(日)の2日間、こども創造センター1階ものづくりひろばにて、水と土の芸術祭こどもプロジェクト「生き返る命の輝きをアートする」を開催しました!講師は、長崎大学名誉教授で現代作家の井川 惺亮(いかわせいりょう)さんです。

ワークショップの内容は、こども創造センターものづくりひろばで出た廃材を素敵なアートに生まれ変わらせる、というもの。今年4月初旬に井川さんがセンターに下見にご来館された際、当館ものづくりひろばの「色画用紙の再利用BOX」を見て、このワークショップを考案してくださいました。井川さんの「いらなくなったものを生まれ変わらせる」という作品コンセプトと、当館の「みんなで使うものを大切にする」という理念が見事にマッチングして、とても嬉しかったことを覚えています。(下の2枚の写真は、下見の際に撮影したものです。)

事前打ち合わせ生き返る命01 事前打ち合わせ生き返る命02


今回のブログでは、8月22日(土)の1日目の様子を紹介しますね!
活動は、大きく4つに分かれました。1つめは、クラフトパンチで抜かれた使用済みの色画用紙を白い紙に貼り合わせていくだけ!組み合わせによって、下の色が見えたり、星やハートの形が良いアクセントになったりしました。

1日目生き返る命01 1日目生き返る命02


2つめは、キレイな発色のえのぐを色画用紙に塗ってステンシルを楽しみ、さらに紙を反転させてペタリと紙に貼るというもの。今回の使用えのぐはビックアートカラーですが、顔料とアクリルエマルジョンでつくられていて、そのアクリルエマルジョンが「のり」の役割を果たすことなどを担当スタッフも初めて知りました。蝶々の羽根のようにそのままひっくり返すも良し、まったく違う場所に貼るも良し!活動を通して、同じテーブル同士の女の子たちには可愛らしい友情が生まれていましたよ。こういう姿を見るのが、ワークショップの醍醐味だなぁとしみじみ感じてしまいます。

1日目生き返る命03 1日目生き返る命04


3つめは、色画用紙を貼り合わせ、たこ糸で天井から吊るす作品づくりです。平面にこだわらず、立体的に仕上げていくお父さんが異彩を放っていましたよ!みなさんの頑張りのおかげで、ものづくりひろばが華やかな空間に大変身!ひとつひとつの作品ももちろんキレイですが、みなさんのものが集まることで、さらに心がウキウキ楽しくなる空間になりました。

1日目生き返る命05 1日目生き返る命06


最後の4つめの活動は、展示&鑑賞タイム……とその前に、お片付けタイムです。井川さんの「芸術家は片付けが一番大事」との姿勢に、うなずく保護者の方々でした。さてさて、あらためて展示に向けて最後の作業です。グループに分かれて、今日の参加者みなさんの作品をマスキングテープでつなぎ合わせます。

1日目生き返る命07 1日目生き返る命08


作品を持って、3階のあそびのひろばに移動です!手すりから作品をぶら下げて、2階から鑑賞しました。自分の作品を見つけて、跳ねて喜ぶ女の子たち。2階のマグネット山と、3階クライミングウォールのカラフルな色と見事に溶け込んでいました!「作品のおかげで、ふだん見ていない場所に目をやり、素敵な風景があることに気づかせてくれます」と井川さん。このように、作品の鑑賞の仕方も教えてくれるワークショップは当館初です。

1日目生き返る命09 1日目生き返る命10


すべての活動が終了し、まとめのお話では、井川さんがご自身の制作された作品を見せてくださいました。こちらも、井川さんが教鞭を取っている大学で出た廃材を使用しているとのこと。まるで、マティスの晩年の切り絵作品のようです。参加されたみなさんも、今日はまったく同じことをしたんですよ。この日、小さなアーティストがたくさん誕生しました。

1日目生き返る命11 1日目生き返る命12


翌日、2日目のワークョップの様子は、あらためて別記事にて紹介します。1日目に参加してくださったみなさん、どうもありがとうございました!希望者の方には、10月1日(木)より作品をお返ししますので、またのご来館お待ちしております。

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