10月31日（日）、光と音のホールにて『りゅーとぴあ劇場専属舞踊団Noismを体験しよう！』を開催しました。

今回は、主に普段なかなか劇場に行けない子どもたちや保護者の方々に、Noismの作品に触れ、舞踊家との出会いや触れ合いの機会となるよう、「Noism2鑑賞」と「親子からだワークショップ」を体験して頂きました。

Noismの公演は、りゅーとぴあ新潟市芸術文化会館で行われることが多いですが、今回は特別にこども創造センターの「光と音のホール」での公演が実現しました。
前日からNoismのスタッフ・Noism2メンバーの皆さんにより会場設営やリハーサルが行われました。

当日は、「光と音のホール」がいつもとは違う雰囲気になり、ホールに入ると子どもたちはドキドキ！ワクワク！少し緊張した表情でした。

『Noism2鑑賞』
初めてNoismを鑑賞し、体験する子どもたち向けに、山田勇気さん（Noism0/Noism1リハーサル監督）と浅海侑加さん（Noism2リハーサル監督）より、Noismについてとトレーニングの紹介がありました。
実演を交えた説明では、参加者の皆さんから「わ～」っと驚きの声が上がったり、会場の皆さんも一緒に体を動かす場面もあり、様々な発見を楽しんでいる様子でした。
「体のハリを意識すること」や「鑑賞に正解がないこと」など鑑賞のヒントをもらいました。

Noism2鑑賞/「Complex～旧作と新作の複合による」より抜粋が始まると…
子どもたちはとっても真剣な眼差しで舞台を見つめていました。
Noismの鑑賞は初めての方や小さなお子さんもいらっしゃいましたが、みなさん様々な感情を抱きながらも、集中してNoismの世界を楽しんでいる様子が伝わってきました。

『親子からだワークショップ』
講師の山田さん・浅海さんの動きをよく見ながら、親子で様々な動きや体の使い方を体験しました。
身体に力を込めて木になる活動では、お家の人に協力してもらい実際にやってみると…
子どもたちは何度も挑戦して「できた！！」と体の不思議さに驚きながら楽しんでいました。

「だるまさんが、ポーズした！」という、普段子どもたちもよく遊んでいる「だるまさんがころんだ」を展開した活動がありました。
子どもたちも保護者の皆さんも全力のポーズで表現を楽しみ、次から次へと新しいポーズが誕生し、笑いの絶えない時間となりました。

親子で身体を使ったコミュニケーションを夢中になって楽しんでいた姿が印象的でした。
終了後、参加した子どもたちからはこんな感想がありました。

（Noism2鑑賞）
・Noismのおにいさん・おねえさんのダンスがすごかった！！
・わくわくしたよ！
・さいしょはこわくてドキドキしたけど、ずっとみていたらげんきになった。
・もっとみたかった！つぎはいつやるの？

（親子からだワークショップ）
・あ～楽しかった！
・また木になりたい！
・ノイズムの先生たちがとっても優しくて、もっとやりたかったよ！
・恥ずかしいと思ったけど、ぜんぜん恥ずかしくなくて楽しかった。


参加した子どもたちは、初めての体験で驚いたこともあったようです。
しかし、今回の鑑賞やワークショップでの体験で感じた、身体を動かす楽しさや表現の多様性など、
様々な情報を全身で吸収していたことがとても印象的でした。

今回の体験や出会いが、いつか子どもたちにとって何かのきっかけになり、
将来創造性あふれる世界を担ってくれたら…と、今後がとても楽しみです！！

積極的に楽しんでくれた子どもたち、ご協力して下さった保護者の皆さん、準備段階から開催に向けてご尽力下さったNoism company Niigataの皆さん、ありがとうございました。